地域によって異なる養殖方法

養殖には単年養殖と、周年養殖があります。単年養殖は秋口までにはすべての出荷を完了させる養殖方法。周年養殖は1年を通して出荷できる体制をとっている養殖方法です。

養殖地

養殖はコンクリート3面張りで面積が150㎡、水深1~3mのものが多く、ほとんどがハウス加温方式です。

飼育管理

養殖場の管理室に「中央監視盤」と称する管理装置を設置しており、予め設定された敵水温・敵水位や、換気扇・給排水装置・攪水機等の異常には即座に対処できるシステムがとられています。

養殖池の水

養殖池のほとんどが地下水を使用する流水養殖です。ポンプアップされた地下水はボイラー加熱及び熱交換機で加温され注水されます。養殖水温は28~30℃です。

うなぎの餌

魚粉、でん粉を主原料とした配合飼料に肝油などを混ぜ練り上げたものを、稚魚には1日2回、成魚には1日1回与えます。

うなぎの成長にも個体差

成魚は魚体によってバラつきがあります。鰻は、ある程度の大きさに育つと40日~1ヶ月に1度、専用の選別機でサイズ毎に選別し池を替えます。